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THE BACKSTAGE2025.12.25

OWNDAYSのメガネはこうして生まれる

THE BACKSTAGE2025.12.25

OWNDAYSのメガネはこうして生まれる

みなさんは、1本のメガネがどのように作られているのか知っていますか。

店頭に並ぶ前のメガネを目にする機会はそうないので、なかには「想像すらできない」という方もいるかもしれません。

OWNDAYSのメガネは年間180型以上も発売され、それぞれ1年の期間を要して商品化されています。メガネづくりの制作工程はいくつもあり、さまざまな部署が携わるため、その全容を知っている人は多くはないでしょう。

そこで今回は、OWNDAYSのメガネの魅力をより深くお伝えするため、誕生からお店に並ぶまでの“制作工程”を取材することにしました。

  

企画から販売まで一貫したビジネスモデル

OWNDAYSでは、商品の企画・生産から販売までを一貫して自社管理で行う“SPAモデル”を採用し、商品に至るまでのサイクルをスピーディーに、顧客ニーズの反映を柔軟に取り入れたメガネづくりをしています。

新商品のラインナップは、ゼロから企画デザインを起こす場合と既製のコレクションをバージョンアップしてリデザインをする2軸の制作方法があり、後者の場合は過去の販売実績や反響といったデータを元に、戦略を練るところからスタートします。

ここからは、そんなメガネ制作の工程を紹介していきましょう。

 

1)ラインナップ設計  MD部(MD×商品計画)

MD担当と商品計画担当で、さまざまなデータ的観点からラインナップ設計を行います。トレンドを踏まえた市場調査から、ブランドとして目指すべき目標を設定し、これまでの売上や顧客データを元に新たな販売戦略を立案。型数などのラインナップごとに商品の販売計画の叩き台を設計した後、商品開発部へテーマを共有します。

2)アイデア発案 MD部×商品開発部

「ラインナップ設計」で考えた販売計画をより正確な情報へと昇華させるため、定番アイテムからコラボ商品に至るまで、ひとつひとつに対し利用者像を肉付けし、ターゲットを設定していきます。

この作業は、MD部と商品開発部の2チームが合同で行うため、両部署のコミュニケーションは欠かせません。トレンドとの相違がないか、より正確な売上予測になっているか、企画する商品コンセプトにOWNDAYSらしさが表現できているかなど多角的な視野を持ち、さまざまなアイデアを出していきます。ある程度まとまった後に社内承認を得て、いよいよデザイン設計へと進みます。

3)デザイン設計 商品開発部

商品開発部では、MD部と検討した「アイデア発案」をベースに、フレームの形や厚み、テンプルの素材や鼻パッド、ネジなど細かいパーツの仕様も含め、具体的なデザインを製図で起こします。

デザイン設計には、発注先となる工場とのコミュニケーションが不可欠。「こんなデザインを作りたい」と工場に依頼しても、強度や量産化の実現性、予算が見合わない場合もあります。そんな時、フォルムやレンズの厚み、詳細なパーツに至るまで、どのように落としどころを探っていくか、細かい製図のやり取りを何度も工場と重ねていきます。

医療機器であり、おしゃれを楽しむファッションアイテムでもあるメガネは、機能性とデザイン性両者の視点を持って、商品開発部と工場がタッグを組むことが大切なのです。

4)素材・仕様の検討  商品開発部

メガネフレームのデザインが決まったら、ターゲットやコンセプトに合わせて生地と呼ばれるフレームのプラスチック素材やカラーを検討していきます。素材はプラスチックの他にも金属(チタンや合金)、これらを合わせたコンビネーションもあり、組み合わせは無限大。

「アイデア発案」でまとめたアイデアをベースに、たくさんの組み合わせの中からOWNDAYSらしい素材、色といったメガネフレームの仕様を固めていきます。

5)試作~社内レビュー MD部×商品開発部×生産管理部

「素材・仕様の検討」とほぼ同時進行で行われるのが、試作と社内レビューです。工場から届いた試作品をもとに、ターゲットやコンセプトに見合う商品になっているかを確認します。試作は何度か繰り返され、一度目の試作では主に形状確認、二度目の試作でカラー展開の候補を確認します。社内レビューの結果によっては「素材・仕様の検討」に出戻ってしまうことも。

ここではMD部と商品開発部だけでなく、生産管理部も社内レビューに参加し、さまざまな観点から厳しい目で検討を重ねていきます。

6)相談会 MD部×商品開発部

社内レビューが終わったら、過去のデータを元に最終的な発注規模を決定します。新作メガネフレームの中でどの型番をイチオシにするか、カラー展開も踏まえ発注数をバランスよく整えなくてはなりません。発注前の最終調整が終わり、社内承認を得た上で、正式に発注へと進みます。

7)発注&生産スタート   MD部

工場に正式な発注を行い、ようやく生産がスタートします。

工場で生産がスタートすると商品計画担当と一緒に店内プロモーション用ポスターの制作や販促POPの検討も行います。店頭販売までのカウントダウンが始まるのです。

8)販促・店頭展開へ MD部×営業部

工場で生産された新作メガネは各店舗に送られ、販促物とともに店頭に並びます。MD部と商品開発部にとってはほっと一息つける瞬間でもあります。

その後の売れ行き、店舗スタッフやお客様の声といったフィードバックを元に、また新たなメガネ商品の企画が立てられるのです。

    

まとめ

OWNDAYSのメガネが生まれる工程には、多くの人の手とこだわりがつまっていました。
それぞれのプロがそれぞれの領域で活躍し、多くの人に愛されるメガネが生み出されています。

そんな想いが詰まったモノづくりをOWNDAYSではじめてみませんか?